パパラチア

パパラチア
カラーバリエーション豊富なサファイア(コランダム)の
代表される色はロイヤルブルー、
その他はファンシーカラーサファイアと括られる中で
唯一 独立した名前を持つのが「パパラチア サファイア」。
シンハラ語で蓮の花を意味し
ピンクからオレンジの中間色、微妙な色合いをしています。
一目見たら忘れられぬ印象的な美しさです。

産出量が極めて低く稀少なため、
天然パパラチアサファイアは溜息が出るような宝石。。。

次回の新作アップは9月最後の更新と言うことで、
当店でも美しい「パパラチア」をご紹介させて頂こうと思いますが、
その際、石に施されている処理の種類によって
二通りの名前表示をさせて頂きます。


●天然パパラチアサファイア表示

未処理、または通常エンハンスメント
(天然石の人工処理⇒エンハンスメントとトリートメントをご覧下さい。)のみで、
天然の成分を変えていないコランダム。
鑑別機関で「天然パパラチアサファイア」と証明が取れるもの。

●パパラチアカラーサファイア表示

表面拡散処理パパラチアと呼ばれる物で、
天然サファイア(コランダム)に加熱処理を施す際、本来含まれない
ベリリウムを加えてパパラチアカラーに仕立てたもの。
この手法はベリリウム拡散加熱処理と言います。
鑑別機関で"ベリリウム拡散処理コランダム分析"にて
区別することが出来ます。

※全てのコランダムがパパラチアカラーになる訳ではなく、
一部の特定したサファイアのみ。


天然物もベリリウム物も、
素人目には、区別が付きません・・・。
ベリリウム処理のパパラチアカラーサファイアは、
天然物に代わり多くのジュエリー店で扱われていますが、
きちんと表示(記載)して販売している所は少ないので
注意が必要なサファイアです。
元は透明度や品質の良いサファイアのルースに
処理を施していますので高価格ですが、
天然パパラチアの稀少付加価値とは
お値段に格段の差があります。

さて、左に添付した画像は
どちらが天然でしょう?
次回新作アップをお楽しみに♪